会社のオフィスは仕事のやる気を引き出してくれるというモチベーションの面でも非常に重要なものです。
オフィスのデザインひとつで仕事のクオリティが変わるといっても過言ではありません。
そこで、ここでは思い描く理想的なオフィスを実現するためのポイントをご紹介します。
「理想と違う」の原因とは?
オフィスデザインを考える上でもっとも失敗事例が多いのが、コストを安く済ませたいということが最優先に来てしまっている場合です。
確かにかかるコストは重要ですが、コストありきのデザインは失敗する可能性が高いです。
コストを考えるのはデザインを考えた後。
デザインありきで、その後にどのようにしてコストを削るかを考えましょう。
また、インテリアなどを見た目だけで選んでしまっている場合も失敗する可能性が高いです。
インテリアを選ぶ際には搬入や設置のことも考えて、サイズ感を重視して選ぶようにしましょう。
見た目の理想と働く環境としての理想の違い
理想的なオフィスデザインがあるという場合でも、それが本当に働く環境として理想的と言えるのでしょうか?
オシャレなデザインや綺麗なオフィスなど、どうしても形から入ってしまいがちですが、それが働く上でいい環境とは言い切れません。
むしろデザイン性を重視し過ぎて使い勝手の悪いオフィスになってしまう可能性も。
そうならないようにデザインだけではなく、機能性もしっかりと考えてデザインを考えましょう。
また、働く環境として適切というのは機能性だけではありません。
オフィスは社員のモチベーションを保つためにも重要な役割を果たしています。
『オフィスに入ったら仕事モードになれる』そんなオフィスデザインが理想的ですね。
何を最重要視するかを明確に
理想的なデザインを実現させるときに、あれもこれもと要素を取り込み過ぎると、バランスが取れず全体的に見てデザイン性が失われてしまうことがあります。 オフィスデザインを考える上での鉄則は、もっとも重要視するものを明確に決めるということです。
なにかひとつ重視するポイントを決め、それを強調するようにオフィスデザインを考えていきます。
そうすることでメリハリの効いた全体的にまとまりのあるデザインになります。
なにを強調したいのか分からないオフィスというのは見た目的にも落ち着かず、仕事もしにくくなってしまいます。
まずはコンセプトを明確にして強調させたいものを決めましょう。
トレンドにとらわれすぎず「らしさ」を大切に
ファッションにトレンドというものがあるように、オフィスデザインにもトレンドがあります。
例えば、ITベンチャー企業などでは外資系の企業に多い開放的でリラックスすることのできる明るいオフィスがトレンドです。このようなトレンドを取り入れるのも大切ですが、それによって企業の色が失われてしまうのはもったいないです。
会社にはその会社なりの色というものがあり、理念があります。
オフィスデザインは理念や会社の色を反映させたものであるのが理想的です。
トレンドを取り入れつつも、会社独自のらしさを忘れないようにしたいですね。
理想のオフィス作りに必要なこと
理想のオフィスというのは仕事がしやすく、コミュニケーションが円滑に取れて、会社の色が反映できているものです。
このような理想的なオフィスを作るためには、まず初めに明確なコンセプトを決定し、コーポレートカラーというものを決めましょう。
色にはそれぞれ与える印象が異なりますし、心理学的にも人に与える効果というものが違います。
例えば、青であれば冷静さや知的というイメージがあるため、硬い仕事や清潔感が重視される会社に向いているといった具合です。
このようなベースのコンセプトが整ったら、トレンドを交えつつデザインを考えていきます。
実際に配置やインテリアなどを目で見て確認し、完成図がイメージできることが大切です。
オフィスデザインは大きなコストと時間が掛かるものです。
予めしっかりとポイントを押さえて失敗することのないようなプランニングが大切ですね。
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