
こんにちは。
和田です。はやいもので、もう4月。
ぴっかぴかの1年生たちが街にいっぱいで、私は遠い目をしております。
既存のお客様から久しぶりにご連絡を頂き、増員用のチェアの購入希望をお伝え頂いて、ああ、春だなあ、とオフィスの中でも思ったりしております。
みなさん、普段どんな椅子に座ってお仕事されていますか。
本日は、テレワークなので、久しぶりに自宅で仕事をしています。
お気に入りの椅子なのですが、長時間座るにはちょっと固い。
日頃のオフィスチェアの素晴らしさを実感しながら、この文章を打っています。
近年のオフィスチェアの開発は素晴らしく、多種多様な機能を備えたチェアのバリエーションがあります。
普段、何気なく座っているチェアは、主にタスクチェアと呼ばれ、その名の通り、実はいろいろな機能が隠されているのかもしれません。
大きく分けると、下記の項目で違いがあります。
① 肘
上下に変更ができると、デスクと同じ高さに揃えて使用することで上半身の負担を軽減し、肩こりの緩和に繋がります。
② 背がメッシュか、クッションか
メッシュだと通気性が良く、夏場などに重宝します。
また、クッションに比べて軽やかな印象を与えるので、スタイリッシュなオフィスデザインになります。
クッションだと柔らかい座り心地で、体がしっかりと包まれることにより体圧を分散し、負担を軽減します。
メッシュ派か、クッション派。
きのこの山か、たけのこの山か。
それくらい意見が分かれそうなところです。
③ 座面の広さを変えられるか
体格によって、座りやすい、座りにくいチェアの違いというのは、実は座面の奥行き感にあるかもしれません。
身長差があると、余計に同じチェアでも好みが分かれます。
そんなとき、座面の広さを変更することができれば、自身の体格に合わせて調整が可能となります。
④ 座面が体の重心にあわせて自動で変動するか
前傾姿勢、後継姿勢、と座っていても無意識に様々な体制で仕事をしています。
座面が重心に合わせて自動で変動することで、太ももにかかる力をやわらげ、足のむくみや疲れなどを軽減する効果があります。
⑤ 背もたれが腰を支える構造になっているか
腰かけた際に、背の部分が腰のラインに沿うデザインの場合、余計な力がかかることが少ないため、腰の負担を軽減します。
タスクチェア以外のカジュアルに見える椅子でも、長時間座っても疲れにくい椅子があります。
例えば、アーバンプラン新宿本社に置いてあるYチェア。
デンマークの家具デザイナーのハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)が1950年にデザインした、名作チェアのひとつです。正式名称は「CH24」ですが、背もたれの形が「Y字」に見えることから「Yチェア」と呼ばれています。
背の部分が優しく体を包みます。
また、アームが曲線になっており、自然に肘をかけることが出来ます。
個人的には、木部の滑らかな手触りが好きです。
座れればなんでもいいや、と思う方こそ、家具メーカー様のショールーム巡りで、自分のお気に入りのチェア探しができたら、これまでの認識が変わるかもしれません。
4月となり、心機一転。
日常のスタンダードの部分を改めて見直してみるのもいいかもしれません。
それではまた。よい春を。
(東京都庭園美術館のお庭が綺麗でした。)
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