自然を取り入れたオフィスが増えています。
従業員がリラックスしやすくなり、企業の生産性をアップさせる効果も期待できるからです。
観葉植物以外にも自然を取り入れるアイデアはたくさんあります。
グリーンアメニティやアースカラーについて知っていると考えやすいでしょう。
今回は、ナチュラルなオフィスデザインについて紹介します。
オフィスで過ごす時間を快適にするには
仕事中に感じる快適さにはさまざまな要因が関係しています。
仕事内容や人間関係などはもちろんですが、オフィスの環境が与える影響も少なくありません。
たとえば日が差し込まない暗いオフィスだと、気分が滅入ってしまう人もいるでしょう。
オフィス内のものが派手な色ばかりだと、落ち着かない人もいるかもしれません。
オフィスデザインを考えるときは機能性を重視しがちです。しかし機能面において優れていても、従業員が過ごしやすいとは限りません。
そこで自然を取り入れることによって、従業員が過ごしやすくなるオフィスデザインが注目されています。
観葉植物以外にも!自然を取り入れるアイデア
オフィスに自然を取り入れるために、観葉植物がよく用いられます。 背丈を超えるものからデスクに置けるものまで、観葉植物の種類はとても豊富です。
しかしそのような一般的な観葉植物以外にも、自然を取り入れるアイデアはたくさんあります。
たとえば、きれいな苔で壁やパーティションを覆うこともその一つです。
床の全体や一部を芝生にしたり、壁に緑のリースをたくさん飾ったりする方法などもあります。
また、淡い色を基調とするナチュラルインテリアも自然を連想させるもの多いです。 デスクや椅子といった数が多いものを、それらで統一すると良いでしょう。
グリーンアメニティの効果
植物には癒しの効果があると聞いたことがあるのではないでしょうか。
植物を多く配置することによって得られる癒しの効果をグリーンアメニティといいます。
この癒しの効果は心理面だけに留まりません。
植物は二酸化炭素を吸収して酸素を作り出します。
空気中を漂う有害物質を吸収して分解するものも存在します。
このように室内の空気を清浄にする効果があるのです。
また植物を配置することは室内の加湿にも役立ちます。
植物は根から吸収した水分を葉から放出して、周囲の湿度を調整するからです。
以上のように、精神面と健康面において癒しの効果を期待できます。
アースカラーを取り入れてリラックス効果を高める
リラックス効果を高めたいなら、アースカラーを増やすのがおすすめです。
アースカラーとは主に大地や木などの茶系の色を指します。
また植物をイメージさせる緑系や、海を感じさせる青系の色などを含めることもあります。
登山や森林浴、海水浴などに行ってリラックスした経験がある人は多いでしょう。
室内でもアースカラーの比率が高いと、自然の中にいるような温かさを感じる人が多いです。
ビジネスシーンでは気を抜けないことがたくさんあります。
自覚がなくても緊張状態が続いている人も少なくありません。
従業員が落ち着いて仕事をできるオフィスにしたいなら、アースカラーを多く取り入れるのが効果的です。
落ち着くオフィスデザインは生産性をアップする
落ち着いて仕事ができるオフィスは、従業員だけに恩恵があるのではありません 企業の生産性にも、大きな影響を与える可能性があるのです。
仕事の効率しか考えていない無機質なオフィスは落ち着きにくく、仕事に取り組むモチベーションを保つのも難しいです。
一旦モチベーションが下がると、帰宅してリフレッシュするまで回復しない従業員もいるでしょう。
そのような従業員が多いと、企業の生産性は低い状態になってしまいます。
生産性をアップさせるために、ぜひ今回紹介した内容を参考にして、落ち着くオフィスデザインを考えてみてください。
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