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オフィスの電気工事とは?オフィス設計に合わせた電気工事の流れや費用相場について解説

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オフィスの電気工事とは?オフィス設計に合わせた電気工事の流れや費用相場について解説

オフィス設計に合わせ、電気工事を行うことは、業務に利用するパソコンや複合機などに必要な電源を取るためにも、オフィス環境の効率性と美観を最大化する照明のためにも、欠かせません。

近年は、在宅勤務やテレワークの普及により、オフィス空間のレイアウトや設備の見直しが求められる中、適切な電気工事の計画と実施がますます重視されています。

そこで本記事では、オフィス設計に合わせた電気工事の流れや費用相場、押さえておくべきポイントを解説いたします。

オフィスの電気工事とは

オフィスの電気工事は、快適で安全な職場環境を構築するために欠かせません。
専門業者に依頼することで、適切な設計・施工を行い、快適なオフィス空間を実現できます。

目的

オフィスの電気工事は、単なる配線や電力供給の確保だけに留まりません。その目的は、オフィス環境を効率的かつ快適にすることにあります。電気設備は、照明、空調、通信機器、さらにはセキュリティシステムの動作に至るまで、オフィスの運営を支える基盤となるのです。

特に近年、リモートワークやフリーアドレス制の導入に伴い、柔軟で多目的に対応可能なオフィスレイアウトの需要が高まっています。このため、電気工事の計画段階では、現状の問題点や将来的な拡張性を見据えた設計が重要です。

また、オフィスデザインとの調和を図ることで、機能性だけでなく従業員の生産性やモチベーション向上にも寄与します。

具体的には、以下のような目的が挙げられます。

・電力供給の最適化…オフィス内のデバイスや設備が安定的に稼働できるよう、必要な電力量を確保します。
・安全性の向上…短絡や漏電などのリスクを低減し、従業員の安心を確保します。
・美観の維持…ケーブルの露出を最小限に抑え、オフィスデザインに溶け込む配線計画します。
・効率性の向上…電力の消費量を削減する省エネ設計やスマートシステムを導入します。

電気工事の種類

オフィスの電気工事は、用途や目的に応じていくつかの種類に分類されます。
それぞれの工事内容を理解しておくことで、計画段階で必要な準備や優先順位を明確にしやすくなります。

配線工事

オフィスの配線工事は、設備に電力を供給するための基礎工事です。たとえば、電源コンセントの設置や、LANケーブルなどのインターネットの配線が含まれます。
特に近年は、リモートワークやIoT機器の普及に伴い、通信速度や安定性を重視した配線設計が求められています。

照明工事

オフィスの環境に適した照明は、業務効率や従業員の健康に直結します。
たとえば、間接照明を活用することで目の疲れを軽減し、長時間のデスクワークに配慮した空間を演出できます。 また、省エネ型のLED照明は、ランニングコストの削減にも寄与します。

セキュリティ関連工事

必要に応じて、防犯カメラや入退室管理システムなど、オフィスのセキュリティを強化するための電気工事も行いましょう。
不正侵入や情報漏洩リスクを軽減し、安心して業務を行える環境を整備できます。

オフィスに合わせた設計と電気工事の流れ

オフィス設計に合わせた電気工事の流れは一般的に、次の5ステップで進められます。

1.目的と予算の決定

オフィス電気工事の第一歩は、目的と予算を明確にすることです。 たとえば、デスク周りの配線を整備して効率的な作業環境を構築する、会議室に最新のAV機器を設置するなど、具体的なゴールを設定しましょう。

また、予算は全体のプロジェクトコストを左右する重要な要素です。可能であれば施工業者や専門家に相談しながら現実的な範囲を設定してください。

2.業者の選定

信頼できる業者を選定することが、成功する電気工事の鍵です。

施工業者を選ぶ際には、以下のポイントを重視しましょう。

・実績…過去に同規模・同業態のプロジェクトを手がけた経験があるかを確認します。
・対応力…プロジェクトの規模や内容に柔軟に対応できるか。
・口コミや評価…ほかの企業からの評価や口コミは業者選びの有力な情報源です。

適切な業者を選ぶことで、工事のクオリティや効率性が格段に向上します。

3.見積依頼・契約

次に、複数の業者に見積を依頼しましょう。

見積の比較ポイントとしては、以下を考慮してください。

・詳細な内訳…材料費、工賃、管理費などが明確に記載されているか。
・費用対効果…価格が適正かつサービス内容に見合っているか。
・工期…作業が希望するスケジュール内に完了するか。

契約時には、見積内容が正確に反映されていることを確認し、不明点は事前に解決しておきましょう。

4.スケジュールを調整

電気工事のスケジュールを調整する際には、通常業務への影響を最小限に抑えることが重要です。
たとえば、週末や祝日を活用する、チームの在宅勤務を併用するなど、柔軟な計画が求められます。
また、工程ごとに確認ポイントを設定することで、進捗状況を把握しやすくなります。

5.工事・引き渡し

実際の工事では、安全管理を徹底し、トラブルを未然に防ぐことが重要です。

工事完了後には、以下の項目をチェックして引き渡しを受けます。

・配線や機器が設計通りに施工されているか。
・各設備が正常に稼働しているか。
・残材や廃材が適切に処理されているか。

また、アフターメンテナンスについても確認しておきましょう。万が一のトラブルに備えて連絡先を明確にしておくと安心です。

オフィス設計と電気工事の費用相場

オフィス設計に合わせた電気工事の費用は、工事内容やオフィスの規模、使用する素材や設備によって異なりますが、だいたい1坪当たり2から3万円くらいに納まるようです。

配線工事の費用

配線工事はオフィス内で最も基本的な電気工事です。
配線の長さや複雑さにより費用が変動します。

基本費用:35万円~55万円程度(20坪程度の小規模オフィスの場合)
追加配線や特殊配線(例:LANケーブルや光ファイバー):1メートルあたり1,000円~3,000円くらい

照明設備の設置費用

必要に応じて、照明設備の設置工事を行います。照明器具の費用と工事費用込みで、1台あたり5,000円から2万円(LED照明の場合)となります。

なお、オフィスデザインの料金の相場については、下記の記事をご覧ください。

【関連記事】 オフィスデザインの見積もりの内訳とは?オフィスデザイン会社を選ぶポイントもご紹介

まとめ

オフィス設計に合わせて電気工事を行うことは、設備の整備という意味だけでなく、業務効率や従業員の快適性を向上させるための重要な投資にもなります。本記事で解説したポイントを押さえることで、理想的なオフィス環境を実現できるでしょう。

オフィスの電気工事を成功させるためには、設計段階から綿密な計画を立て、実績のある業者と協力することが重要です。

電気工事のプロフェッショナルと相談し、最適な工事を行ってください。適切な準備と実施を行うことで、快適で生産性の高いオフィス環境を手に入れましょう。

オフィス設計については、ぜひアーバンプランにご相談ください。

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