みなさん、こんにちは!
煉獄杏寿郎(「鬼滅の刃」より)の大ファンに最近なりました、横浜営業所のDです!!
映画「鬼滅の刃」無限列車編の煉獄さん、かっこよかったですよねー!(T_T)号泣
まだまだ日中は暑い日が続いておりますが、朝晩は少し肌寒く、秋っぽい雰囲気になってきましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は何を取り上げようか迷ったのですが、緊急事態宣言も明け、少しずつ経済が動き出していく中で、私たち横浜営業所からもほど近いみなとみらい・桜木町エリアで計画されていた総合型リゾート(IR)事業について、お話ししたいと思います。
まず始めに、今年の8月末に行われた横浜市長選挙で、IRの誘致に反対を訴えておりました野党系候補が当選したことで、横浜市は本計画の誘致を撤回する見通しとなりました。
これにより、候補地として名乗りを上げている残りの地域は大阪府・市と和歌山県、長崎県となっています。
したがって横浜でこのIR事業が展開されることはなくなったのですが、8月までどのような構想があったのか、横浜市役所に展示されていた写真とともに少しだけご紹介したいと思います。
そもそもIRとは、Integrated Resortの頭文字で総合型リゾートと呼ばれています。
民間事業者が、展示施設・国際会議場、ホテル、レストラン・ショッピングモール、エンターテイメント施設など、子供から大人まで誰もが訪れ、楽しむことができる施設と、これを収益面で支えるカジノ施設を一体的につくり、運営するものです。
IRにより観光の振興、地域経済の振興、財政の改善への貢献が期待でき、観光立国を目指す日本の国家的プロジェクトに位置付けられています。
少し具体的な施設としては、
- MICE施設(展示施設・国際会議場):これまでにないようなスケールとクオリティを有し、国際的な会議や世界規模の産業見本市などが展開され、新たなビジネスの起爆剤に。
- 多彩なホテル群:遠方にいる親族、知人が横浜に来たときに滞在し、一緒に楽しむ場に。
- エンターテイメント施設:市民が身近に世界レベルのエンターテイメント(コンサートやショー)を鑑賞できる場に。
- アミューズメント施設:横浜独自のアトラクション・ウェルネス施設の設置など、家族が健康的に楽しめる憩いの場に。
- レストラン、ショッピングモール施設:幅広い人々が楽しめる設備、コンテンツを備え、国内外からの観光旅行の来訪及び滞在の促進に寄与する施設として
- カジノ施設:大人の社交場としてふさわしいドレスコードを設けるなど品位ある空間を創出、ゲーミング区域(カジノ行為を行う区域)の面積はIR施設全体の延べ床面積の3%以内として
などが計画され始めていました。
これまでも本計画の賛否が分かれる中で、コロナの影響なども後押しして、横浜市民の民意としてはIR事業の誘致には反対ということで、先の市長選以降、横浜にIR事業が展開されることは事実上なくなりました。
IR事業に関しては、私自身も複雑な思いはありますが、建築業に携わるものとして、大変興味があったプロジェクトでした。
添付したCG画像からもわかるように、ネガティブで暗いニュースが続く中で、未来を感じさせるインパクトのあるこの都市計画は、ちょっとだけ見てみたかったなという思いも少しありました。
横浜は歴史的に見ても開国の先駆けとなった地で、常に世界に開かれる場所であり、そのカルチャーや精神はこれからも大事にしていきたいと思いますよね。
以上、今回は横浜の「消えたIR事業計画」についてお話しさせていただきました。
それでは次回もお楽しみに!