もう2月ですか!はやい、はやすぎる、、(十万石まんじゅう)
一大プロジェクトでお届けして参りました、「色」シリーズも本稿で終了を迎えることとなりました。
みんな大好き「赤」担当、マキスケです。
最終回を迎える今回は、このブログに辿り着いた超マイノリティーな皆さん向けに、知的好奇心をガシガシ刺激する(赤だけに)内容でお届けして参りたいと思います。
赤のイメージ
色のイメージや受ける印象は国ごとに違うそうですが、ここ日本における「赤」のイメージだけでもかなり幅広いです。
太陽や火のようなエネルギーを感じさせるイメージであったり、辛さを連想させる食欲をそそるイメージであったり、数字であればセールや値引きを印象付ける色であったり、注意喚起の色として使われていたり、、
ざっと挙げただけでも、幅の広さがとんでもないですね。
青同様、人の目に入りやすい色なので、世界中の国旗や企業のロゴマークに最も多く使用されています。
私達に何かしら「刺激」を与える色なので、上手に取り入れていきたいですね。
刺激色!赤!!
赤が人に与える心理効果として、主に下記の5つがあります。
- 活力を感じ気持ちを前向きにさせる
- アドレナリンを分泌し興奮を促す
- 熱や暖かさを感じる
- 食欲を増進させる
- 時間経過を早く感じさせる
- 目を引き関心を集める
赤には情熱的、興奮、危険のようなイメージがあり、一般的にはリラックスする場所より、活動する場所に向くと言われています。
食欲を増進させ会話が弾む効果がありますので、食堂やリフレッシュルームに使えてしまいますね!
某ハンバーガーショップさんでは、食欲を増進させた上で時間経過を早く感じさせているわけです。ファーストフードの極み!!!
長時間の会議にお悩みでしたら、会議室に赤を取り入れてみるのも一考かもしれません。
また、体感温度を上昇させる色でもあるので、冬場の空調効率が悪い部屋やデスクの上の小物などに使ってみてはいかがでしょうか。
反面、赤には興奮作用があり、疲れやすくなったり落ち着かなくなったりする場合がありますので、お部屋全体にというよりは、ポイントや挿し色としての使い方をオススメします。「とにかく集中したい」というようなお部屋には不向きかもしれません。
(テレビで見た、写真家の蜷川実花さんの事務所は真っ赤でしたが!笑)
日本の歴史と赤の関わり
それではここまでお付き合いいただいた皆様に、「赤」ウンチクを差し上げて参りたいと思います。
「日本における赤のイメージ」に少しだけ踏み込んでみたいと思います。
そもそも「あか、あを、しろ、くろ」の4色が古来からの日本の基本色だそうです。
卑弥呼様の時代に書かれた「魏志倭人伝」にも赤の表記が確認でき、古墳時代の壁画やその後の戦乱の時代の武具などにも使用されています!(真田丸!直虎!)
古来では「魔よけ」の意味合いで赤が使用されたそうです。神社の鳥居なんかは分かりやすい例ですね!
また、紅白が縁起が良いとされる一方で、紅白歌合戦や運動会など競い合う際にも使用される色合いです。
「紅白」の色で競いあう文化というのは世界でもほとんど例がなく、そのルーツは源平合戦なんだそうです。
結果は皆さんご存知のように、源氏が勝利し、旗印であった「白地に日の丸」が天下統一の象徴となったそうです。(平家は赤地に白の日の丸) ちなみに日の丸のルーツは日本の国名、「日の本(ひのもと)」ですね!
勝者源氏をルーツに脈々と受け継がれた現在の形が、わが国日本の日の丸国旗!
なんと明治時代には、そのデザインの美しさからイギリスやフランス、オランダなどから売って欲しいと正式に依頼が入ったこともあったそうです。なんだか鼻高々!
そんな日の丸も正式に国旗として法律で定められたのは平成11年(1999年)です。
ごく最近の話でビックリですね!!
終わりに
全5回にわたってお届けした色シリーズでは、色による印象やイメージ、効果が大きく異なることをお伝えして参りました。
どんな空間で、どんな使い方をして、どんな成果を得たいか。そんなご要望をぶつけていただけたら、「デザイン戦隊アーバンプランジャー」が実現へ向けたお手伝いをさせていただきます。
技術の進歩により、超合金ロボットでお伺いできる日もそう遠くないかも知れません。
是非お気軽に出動要請くださいませ。
では、また!