止まることを知らない値上げラッシュ。将来のことを考え、収入増加を見込んだ転職を考える人も少なくありません。
一方で中小企業にとって、賃上げは高いハードル。どうにかして既存社員を繋ぎとめるためには、賃上げ以外にもあらゆる対策を行っていく必要がありそうです。
では、社員側が賃上げ以外に会社に求めるものや、社員を繋ぎとめるために会社側が実際に行っていることはどのようなことなのでしょうか。
そこで今回は、中小企業勤務の会社員/経営者を対象に、「既存社員が求めることと会社側の取り組み」に関する調査を実施しました。
「あなたの会社は他の会社と比べて、社員の定着率が高いと思いますか?」と質問したところ、『とても高いと思う(5.5%)』『高いと思う(43.0%)』『低いと思う(39.4%)』『とても低いと思う(12.1%)』という回答結果になりました。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方を合わせると、半数近くの方が社員の定着率は高いと思っているようです。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方に、定着率が高い要因について詳しく聞いてみました。
■社員の定着率が高いと思う理由とは?
・社員と役員の距離が近く、仲がよく会社の雰囲気がよい(30代/女性/岡山県)
・福利厚生がしっかりしていて、休暇等を取りやすい環境である(30代/女性/岩手県)
・社員の色々な状況に対応してくれる(50代/女性/東京都)
・誰もが仕事をしやすい環境があるから(50代/男性/神奈川県)
福利厚生がしっかりしていたり、社員と役員の距離が近かったりといった働きやすい環境が備わっているようです。
働く会社を決める際、労働環境や労働条件どちらを重視するかは個人によって異なるかと思いますが、より重視しているのはどちらなのでしょうか?
引き続き、中小企業勤務の会社員に伺っていきたいと思います。
「働く上でより重視しているのはどちらですか?」と質問したところ、『労働環境(56.8%)』『労働条件(43.2%)』という回答結果になりました。
半数以上の方が、労働条件よりも労働環境を重視しているようです。
では、働いているなかで、会社に力を入れて欲しいことなどはあるのでしょうか?
そこで、「会社に力を入れて欲しいことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『昇給昇格(55.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『柔軟な働き方(時・場所)の整備(44.7%)』『福利厚生(38.6%)』と続きました。
近年、さまざまな商品やサービスなどが値上げされていることもあり、昇給昇格と回答した方が半数以上いるようです。
また、柔軟な働き方ができるよう整備などに力を入れて欲しいと思う方が2番目に多いことが分かりました。
どのようなことに力を入れて欲しいのか具体的に聞いてみました。
■会社に力を入れて欲しいこととは
・【昇給昇格/評価制度】ボーナスなど、もっと成果成績などを評価してほしい(30代/女性/兵庫県)
・【柔軟な働き方(時・場所)の整備】従業員がくつろげる場所の提供(40代/男性/長野県)
・【柔軟な働き方(時・場所)の整備】従業員のモチベーションを上げる事を重視してほしい(40代/男性/和歌山県)
・【オフィス環境の整備/昇給昇格】業績に連動した昇給制度(50代/男性/大阪府)
成績に応じて昇給してほしい、従業員がくつろげる場所など会社に求めることはさまざまあるようです。
では、中小企業の経営者は社員の定着率についてどのように思っているのでしょうか?
ここからは、経営者に伺っていきたいと思います。
「あなたの会社の社員定着率は高いと思いますか?」と質問したところ、『とても高いと思う(26.9%)』『高いと思う(48.9%)』『低いと思う(19.1%)』『とても低いと思う(5.1%)』という回答結果になりました。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方を合わせると、7割以上の方が定着率は高いと感じているようです。
では、社員の定着率を上げるために何か取り組んでいることはあるのでしょうか?
そこで、「社員の定着率を上げるために取り組んでいることはありますか?」と質問したところ、『ある(45.3%)』『ない(54.7%)』という回答結果になりました。
『ない』と回答した方が半数以上いるものの、何かしらの取り組みをしている方は4割以上いることが分かりました。
では、定着率を上げるためにどのようなことに力を入れているのでしょうか?
ここからは、前の質問で『ある』と回答した方に伺っていきたいと思います。
「社員定着率を上げるために力を入れていることを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『働き方の多様化(60.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『オフィス環境改善(42.7%)』『福利厚生の充実(41.0%)』と続きました。
働き方の多様化に力を入れている方が6割以上いるようです。
また、社員が働きやすいようにオフィス環境改善や、福利厚生の充実に力を入れている方もいることが分かりました。
では、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
■定着率を上げるためにしていることとは
・【働き方の多様化/評価制度の整備】毎年の定期昇給(40代/男性/東京都)
・【オフィス環境改善/働き方の多様化】子育て世代の環境充実(40代/男性/東京都)
・【オフィス環境改善/福利厚生の充実】休憩室の新設(50代/男性/三重県)
・【オフィス環境改善/福利厚生の充実】完全週休2日。昼食支給(50代/男性/長野県)
・【オフィス環境改善】社員が気持ちよく、楽しく働ける職場環境作り(50代/男性/三重県)
子育てしている方が働きやすい環境にしたり、楽しく働けるような職場環境を作ったりとさまざまな取り組みをしているようです。
では、オフィス環境を改善することで、社員の定着率は変わると思うのでしょうか?
「オフィス環境が改善されることで、社員の定着率は変わると思いますか?」と質問したところ、6割以上の方が『とても変わると思う(16.1%)』『変わると思う(51.7%)』と回答しました。
多くの方が、オフィス環境の改善と社員の定着率は関係があると感じているようです。
会社には、昇給昇格といった金銭面だけでなく、柔軟な働き方、従業員がくつろげる場所の提供などを求めているようです。
また、社員の定着率を上げるために何かしらの取り組みをしている経営者は4割以上おり、主に働き方の多様性やオフィス環境改善を行っている方が多いことが分かりました。
オフィス環境が改善されることで社員の定着率は変わると思っている経営者が多いことから、会社員側との目線は合っているようです。
労働環境、オフィス環境は社員の定着にも関わってきます。
改めて働く環境の在り方について重要視してみてはいかがでしょうか。
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一方で中小企業にとって、賃上げは高いハードル。どうにかして既存社員を繋ぎとめるためには、賃上げ以外にもあらゆる対策を行っていく必要がありそうです。
では、社員側が賃上げ以外に会社に求めるものや、社員を繋ぎとめるために会社側が実際に行っていることはどのようなことなのでしょうか。
そこで今回は、中小企業勤務の会社員/経営者を対象に、「既存社員が求めることと会社側の取り組み」に関する調査を実施しました。
会社員に聞くあなたの会社の社員定着率は高い?低い?
はじめに、社員の定着率について中小企業勤務の会社員に伺っていきたいと思います。「あなたの会社は他の会社と比べて、社員の定着率が高いと思いますか?」と質問したところ、『とても高いと思う(5.5%)』『高いと思う(43.0%)』『低いと思う(39.4%)』『とても低いと思う(12.1%)』という回答結果になりました。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方を合わせると、半数近くの方が社員の定着率は高いと思っているようです。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方に、定着率が高い要因について詳しく聞いてみました。
■社員の定着率が高いと思う理由とは?
・社員と役員の距離が近く、仲がよく会社の雰囲気がよい(30代/女性/岡山県)
・福利厚生がしっかりしていて、休暇等を取りやすい環境である(30代/女性/岩手県)
・社員の色々な状況に対応してくれる(50代/女性/東京都)
・誰もが仕事をしやすい環境があるから(50代/男性/神奈川県)
福利厚生がしっかりしていたり、社員と役員の距離が近かったりといった働きやすい環境が備わっているようです。
働く上で最も重要なのは「労働環境」だからこそ、会社には「昇給昇格」「柔軟な働き方の整備」に力を入れて欲しい!
中小企業勤務の会社員が、社員の定着率について思っていることが分かりました。働く会社を決める際、労働環境や労働条件どちらを重視するかは個人によって異なるかと思いますが、より重視しているのはどちらなのでしょうか?
引き続き、中小企業勤務の会社員に伺っていきたいと思います。
「働く上でより重視しているのはどちらですか?」と質問したところ、『労働環境(56.8%)』『労働条件(43.2%)』という回答結果になりました。
半数以上の方が、労働条件よりも労働環境を重視しているようです。
では、働いているなかで、会社に力を入れて欲しいことなどはあるのでしょうか?
そこで、「会社に力を入れて欲しいことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『昇給昇格(55.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『柔軟な働き方(時・場所)の整備(44.7%)』『福利厚生(38.6%)』と続きました。
近年、さまざまな商品やサービスなどが値上げされていることもあり、昇給昇格と回答した方が半数以上いるようです。
また、柔軟な働き方ができるよう整備などに力を入れて欲しいと思う方が2番目に多いことが分かりました。
どのようなことに力を入れて欲しいのか具体的に聞いてみました。
■会社に力を入れて欲しいこととは
・【昇給昇格/評価制度】ボーナスなど、もっと成果成績などを評価してほしい(30代/女性/兵庫県)
・【柔軟な働き方(時・場所)の整備】従業員がくつろげる場所の提供(40代/男性/長野県)
・【柔軟な働き方(時・場所)の整備】従業員のモチベーションを上げる事を重視してほしい(40代/男性/和歌山県)
・【オフィス環境の整備/昇給昇格】業績に連動した昇給制度(50代/男性/大阪府)
成績に応じて昇給してほしい、従業員がくつろげる場所など会社に求めることはさまざまあるようです。
経営者に聞くあなたの会社の社員定着率は高い?低い?
先程の調査結果で、中小企業勤務の会社員が、会社にもっと力を入れて欲しいことが明らかになりました。では、中小企業の経営者は社員の定着率についてどのように思っているのでしょうか?
ここからは、経営者に伺っていきたいと思います。
「あなたの会社の社員定着率は高いと思いますか?」と質問したところ、『とても高いと思う(26.9%)』『高いと思う(48.9%)』『低いと思う(19.1%)』『とても低いと思う(5.1%)』という回答結果になりました。
『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方を合わせると、7割以上の方が定着率は高いと感じているようです。
では、社員の定着率を上げるために何か取り組んでいることはあるのでしょうか?
そこで、「社員の定着率を上げるために取り組んでいることはありますか?」と質問したところ、『ある(45.3%)』『ない(54.7%)』という回答結果になりました。
『ない』と回答した方が半数以上いるものの、何かしらの取り組みをしている方は4割以上いることが分かりました。
「働き方の多様化」がTOP!社員定着率を上げるためにやってることは?
社員の定着率を上げるために、何かしらの取り組みをしている経営者が4割以上いることが分かりました。では、定着率を上げるためにどのようなことに力を入れているのでしょうか?
ここからは、前の質問で『ある』と回答した方に伺っていきたいと思います。
「社員定着率を上げるために力を入れていることを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『働き方の多様化(60.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『オフィス環境改善(42.7%)』『福利厚生の充実(41.0%)』と続きました。
働き方の多様化に力を入れている方が6割以上いるようです。
また、社員が働きやすいようにオフィス環境改善や、福利厚生の充実に力を入れている方もいることが分かりました。
では、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?
詳しく聞いてみました。
■定着率を上げるためにしていることとは
・【働き方の多様化/評価制度の整備】毎年の定期昇給(40代/男性/東京都)
・【オフィス環境改善/働き方の多様化】子育て世代の環境充実(40代/男性/東京都)
・【オフィス環境改善/福利厚生の充実】休憩室の新設(50代/男性/三重県)
・【オフィス環境改善/福利厚生の充実】完全週休2日。昼食支給(50代/男性/長野県)
・【オフィス環境改善】社員が気持ちよく、楽しく働ける職場環境作り(50代/男性/三重県)
子育てしている方が働きやすい環境にしたり、楽しく働けるような職場環境を作ったりとさまざまな取り組みをしているようです。
オフィス環境と社員の定着率は関係していると思っている?
社員の定着率を上げるために、取り組んでいることが明らかになりました。では、オフィス環境を改善することで、社員の定着率は変わると思うのでしょうか?
「オフィス環境が改善されることで、社員の定着率は変わると思いますか?」と質問したところ、6割以上の方が『とても変わると思う(16.1%)』『変わると思う(51.7%)』と回答しました。
多くの方が、オフィス環境の改善と社員の定着率は関係があると感じているようです。
オフィス環境と社員の定着率は関係があると思う経営者が多かった!定着率を上げるには働きやすい環境が重要
今回の調査で、中小企業勤務の会社員が、働く上で労働条件よりも労働環境を重視していることが明らかになりました。会社には、昇給昇格といった金銭面だけでなく、柔軟な働き方、従業員がくつろげる場所の提供などを求めているようです。
また、社員の定着率を上げるために何かしらの取り組みをしている経営者は4割以上おり、主に働き方の多様性やオフィス環境改善を行っている方が多いことが分かりました。
オフィス環境が改善されることで社員の定着率は変わると思っている経営者が多いことから、会社員側との目線は合っているようです。
労働環境、オフィス環境は社員の定着にも関わってきます。
改めて働く環境の在り方について重要視してみてはいかがでしょうか。
アーバンプランは、これまで当社が培ってきたオフィス環境のノウハウをもとに、オフィスの適正面積を算出するサービス『ピタッとオフィス』を提供しております。
例えば、どのような作業をするのかによって、固定席は必要なのか、フリーアドレスでも対応できるのかは異なります。
ウェブ会議の多い会社であれば、小規模でも会議室の数を増やすなど、周りの音を気にせず集中できるスペースが必要になってくるでしょう。
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