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お客様の声
お客様の声 Vol.07
株式会社ノビタス 様
人とのつながりを大事にした風通しの良いオフィスを目指したノビタス様。代表取締役の羽田野正治様にお話しを伺いました。
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―オフィスでこだわられたポイントについて教えてください。
当社のオフィスでもっとも特徴的なのは、そのデスクの配置かもしれません。デスクは一見不規則なブーメラン型に並んでいます。無造作に置いたように見えるかもしれませんが、実はけっこう計算して配置しているのです。セクションごとのまとまり、従業員同士の視線、歩く導線。それに、声が室内全体に届く、適度な距離感。そうしたものに配慮した結果が、このレイアウトなのです。
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―とてもユニークなレイアウトですが、どのような想いがこめられていますか?
当社では映像機器や無線通信機器と、それらを合わせたシステムを開発しています。主な取引先が官公庁なので、ちょっと固いイメージもあるかもしれません。しかし新しいモノを生み出していくためには、オフィスをそこで働く人のためのものにしなくてはなりません。自由で風通しの良い会社でなくてはならないのです。
このデスクの配置も、その思いの表れかもしれません。実はこのデスクの並びは、当社が長年にわたって培ってきたものと言えるでしょう。創業した当時は従業員も少なく、従業員同士のコミュニケーションを活発にするためあえてランダムにデスクを配置していました。どこで誰がどんな仕事をしているかが見える。何かあればすぐに話しかけられる。告知したいことがあれば、すぐに声が届く。全体のミーティングも、自分のデスクにいるままでできる。社内の風通しとともに、一体感も持たせたいという思いですね。
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―会議スペースもとても開放感がありますよね?
従業員全員が集まれる会議スペースを設置した理由も、一体感にあります。執務スペースとの間に壁やドアはなく、背板のない棚で仕切っただけの空間に、すべての従業員が着ける大きなテーブルを一つだけ置きました。ちょっとした打ち合わせ用には、ファミレスのボックス席のようなミーティングスペースを設けています。
この会議スペースやミーティングスペースは来社されたお客さまも使われるのですが、いずれも執務スペースの中を抜けていかなければなりません。働いているところ、日ごろの仕事ぶりを見ていただくことが信頼につながるとの考えからです。
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―他にもこだわられた部分はありますか?
エントランスも当社らしさを追求した部分です。白を基調としたシンプルな意匠で、堅苦しさを感じさせないようにしつつ、安定や堅牢さをを演出していただきました。訪れる人をお迎えする空間は軽快さ、執務空間内は温かみというギャップが面白いですね。
先ほどオフィスは働く人のためと言いましたが、企業としては顧客への貢献を目指しています。働く人にとって自由度の高い、働きやすいオフィスをつくることは、安心を生み出すため。ひいては顧客のためでもあるのです。